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  1. citta より:

    イラク、民間人の死者「10万人以上」 米学者ら発表

     昨年3月の米英軍のイラク侵攻以来、イラクの一般市民の死者は推計10万人以上、とする米公衆衛生学者グループの論文が29日、英国の有力医学誌ランセットの電子版で発表された。イラクの民間死者数の公式データはなく、これまで米英の非政府組織(NGO)「イラク・ボディーカウント」などが報道を基に約1万6000人と推計。今回の推計数は、これを大幅に上回った。

     執筆したのは、米ジョンズ・ホプキンス大ブルームバーグ校のレズリー・ロバーツ博士ら。論文によると、研究グループは先月、イラクで無作為に抽出した33地域から各30世帯、計約千世帯を面接調査。家族構成や02年1月以降調査時点までの子供の誕生と家族の死亡、死亡日や死因などについて詳しく調べた。

     その結果、03年3月のイラク戦争開始後に、死亡リスクは平均で1.5倍高まったことがわかった。これをイラク全体で推計すると、新たに約9万8000人が死亡したことになるという。しかしこれは、激しい戦闘が続くファルージャ周辺を除いており、その点を考慮すると死亡リスクは2.5倍、推計死者数はもっと増える、としている。

     戦争が始まる前の死因は心臓まひ、脳卒中、慢性疾患などの病気が中心だったが、戦争開始後の死因は「暴力」によるものが多く、33集団のうち15集団で報告され、とりわけ米軍の武装ヘリなどの空爆による死者が目立った。米英軍に殺害された死者の多くは女性と子供だった。暴力による死者だけを比較すると、戦争開始後は戦前に比べ、58倍に達した。

     ランセット編集部は、論文掲載について、「調査は戦争が進行する中で実施され、一定の制約は避けられない。しかし、戦争開始後に空爆による市民の死者が増加したという報告には説得力がある」とのコメントをつけた。研究者グループは、「さらなる検証が必要だが、空爆による非戦闘員の死者を減らすようにするべきだ」としている。

    (10/30 02:44)

    http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200410290235.html