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コメント

  1. 主役の一人である新人刑事の家に朝、

    上司から電話がかかってくる冒頭シーン。

    ここでは主人公が電話で話し、

    キッチンには彼の妻がいて作業をしている。

    ってことで、この場面でイイと思ったのは

    「話の中心になってる者の強調」です。

    このカットで中心になるのは

    当然ながら電話で会話をしている主人公ですが、

    映画では彼は画面手前に立ってて、

    そんで妻は画面の奥のキッチンに立ってる。

    だからこのカットでは二人が映ってるわけだけど、

    話の中心がどこにあるかってことは

    画面を見れば一発で把握出来ると思います

    (さらに妻はキッチンに立って作業をしてるから

    後ろ向きになってて顔が見えないってのも

    画面手前の主人公を引き立たせる要因になってる)。

    そんでこのカットでは立ち位置や顔の向きだけでなく、

    画面手前の主人公には照明を当てて明るくし、

    画面奥の妻は影に立たせ、「明度」の違いでも

    主人公に注目が集まるようにしていました。

    続く

  2. 続き

    次は、電話を切った主人公と妻が会話をする。

    ってことは、今度は二人が画面の中心になる。

    けど、最初のままだったら妻の存在感が薄いままなんでちぐはぐ。

    なので、このカットでは二人で会話をするってなったとき

    妻が振り向いて、ゆっくりと主人公に近づくんですよね。

    そうすることによって

    画面内における二人の大きさも同じになり、

    さらに妻にも同じように明るい照明が当たるから

    そういう意味でも二人が対等に映る。

    ので、「二人で会話をしてる」ってことが

    シッカリと描けると思います。

    んで、こういう場合は別に二人を一緒に見せる必要はなく

    電話してる主人公のアップでもいいと思える。

    けど、妻が画面の奥に後ろを向いて立ってるってことは

    主人公がしゃべってる内容を彼女が聞いてるってことが分かる。

    から、そのあとの二人の会話での彼女の言葉の重みも増しますよね

    (主人公が電話を切ったあとカットが替わって妻が出てくるよりも

    ずっと重みがあると思います)。

    あと、画面奥の暗い場所にいる人物が

    手前の明るい場所に来るってことは

    「彼女の出番が来た」ってことが自然に分かるわけだし、

    そういう意味でもこの演出は効果的だと思います。

    この場面は安アパート(だと思う)の狭いキッチンだから

    会話をしようと思えば別にそのままでも話せる。

    けども、この作品の監督(か脚本家)は

    わざわざ彼女を歩かせて主人公に近づけ、そうすることによって

    二人の会話をちゃんと描いてるわけですよね。

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